こんにちは!はたらく栄養の「ようこ」です。ダイエット中でもお菓子を食べたくなることはありますよね。お菓子のなかでも、油が多くてカロリーの高いポテチ! やめたくてもやめられない…そんなポテチの注意点や上手な食べ方について紹介します。食べ方を工夫すれば、ストレスなくダイエットが続けられますよ。
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ダイエット中…ポテチが食べたくなったのはアナタだけじゃない!
ダイエットする人にとっては大敵なポテチ… 高カロリーで、食べたら食べただけ太ってしまいそうとわかってはいても「ポテチが食べたい」という衝動に駆られてしまう人はとても多いです。それはなぜでしょうか。
これは、パリパリとした食感と濃い味つけによって、食べているときの刺激がストレス発散になるからです。とくにダイエット中など、さまざまなことを我慢してストレスが溜まっている状態は、その反動でポテチが欲しくなりやすいといわれています。
そして、ポテチは見た目が少量で、いも類という炭水化物が原料のため、ご飯代わりにする人も多いようです。しかし、見た目に反して、非常に高カロリーで、100gあたり約500~600kcalもあるので、ダイエットには向きません。
そもそもポテチがダイエットに向かない3つの理由
では、なぜポテチがダイエットに向かないのでしょうか。ダイエットに向かない理由を3つ紹介します。
1|原料のじゃがいもは糖質が多い
ポテチの原料となるじゃがいもは、主に8割が水分で、残りは炭水化物からなっています。糖質量は100gあたり16.3gです。1回の食事の糖質摂取量は10~20g程度といわれていますが、ポテチ1袋(約60g)の糖質量は約30gです。ダイエットでせっかくご飯の量を減らしたとしても意味がなくなってしまうのです。
2|油で揚げるので脂質が多い
脂質が多いために、カロリーが高いのが特徴で、ポテチ1袋(約60g)で300キロカロリーをこえているものが多いです。食べ始めたら止まらず、気付いたら食べきってしまったということもありますが、じつは1袋でご飯200g程度のカロリーに値するのです。味付けによって多少違いがあるものの、少量でカロリーが高いので食べすぎに注意が必要です。
3|調味料の塩分が多い
ほどよい塩味味付けはポテチの魅力のひとつですが、ポテチ1袋(60g)で約0.6gの塩分が入っています。塩分が濃すぎると、体が塩分濃度を下げようと水分をため込み、むくむ原因となります。顔や足など、むくんで太って見えるだけでなく、慢性的なむくみは代謝を悪くするので、痩せにくい体質になってしまいます。
そもそもポテチがダイエットに向かない理由3つ
- 原料のじゃがいもは糖質が多い
- 油で揚げるので脂質が多い
- 調味料の塩分が多い
それでもポテチが食べたくなった時は?
ポテチがダイエットに向かない理由を紹介しましたが、それでも食べたい時にはどうしたらよいのでしょうか。
1|太らない食べ方があった!?
ポテチを食べるときにはよく噛むことを意識しましょう。ポテチは薄くてすぐに噛むことできますが、噛む回数を増やすほうが脳の満腹中枢を刺激し、満腹感を得られやすくなります。ゆっくりと食べることで、食後の血糖値の上昇を緩やかにする効果もあり、太りにくくなります。
2|食べて良いタイミングと悪いタイミング
夜食べるよりも、午前中から夕方にかけての早い時間に食べるほうがおすすめです。血糖値を下げる働きを持つインスリンの分泌が少ない夜間に糖質の多いポテチを食べると、インスリンの分泌が急に促進され、脂肪として蓄積してしまうのです。早い時間に食べるほうがゆっくりとエネルギーとして消費されるので、太りにくいといわれています。
3|おすすめのポテチは?
最近はカロリーオフのものやオリーブオイルで揚げたものなど、低カロリーやヘルシーなポテチも販売されています。また、じゃがいもを他の食材に変えている、豆腐チップス、こんにゃくチップス、大豆チップスなどもあります。
ダイエット中にポテチを食べる際の注意点!
ポテチを食べ始めるとついつい食べ過ぎてしまうことも多いのではないでしょうか。ダイエット中にポテチを食べる際の注意点を紹介します。
1|ながら食べをしない
テレビを見ながら、仕事をしながら、本を読みながら…など、何かをしながら食べる「ながら食べ」は食べ過ぎる原因のひとつです。他のことに集中していると、食べ過ぎに気がつきにくいので、たくさん食べてしまいます。だらだらと食べずに時間を決め、自分が食べている量を意識しながら食べるようにしましょう。また、食べる前に量を決めておくことも大切です。
2|袋のまま食べない
袋ごとかかえて食べると、満足気味でもストップする機会をなかなか与えてくれません。また、ポテチなどのスナック菓子は一度袋を開けると湿気により食感が悪くなるので、もったいないから最後まで食べなくては…と食べ過ぎてしまいがちです。食べる前に量を決めてお皿に出し、残りは目のつかないところにしまいましょう。どうしても袋ごと食べてしまう方は、小分けタイプの商品を選ぶことをおすすめします。
3|飲みものも一緒に飲む
水分でお腹が膨れることで、少量でも満腹感を得ることができます。また、冷たい飲みものよりも温かい飲みものの方が、時間をかけてゆっくりと胃を満たしていくので、空腹感がおさまって食べ過ぎを予防することができます。ポテチと飲みものを交代で摂ることが食べ過ぎ防止のポイントです。
工夫をすればダイエット中でもポテチが食べられる!
無理に我慢してストレスを溜めるのもダイエットの妨げとなります。どうしても食べたい場合には成分表示をチェックし、注意点を守って、工夫して食べるようにしましょう。