こんにちは!
はたらく栄養の「ようこ」です。今日は辛いPMSとビタミンの関係についてご紹介していきます。
ビタミンってPMS改善に効果あるの?
毎月つきあっていかなければならない生理。生理前に気分が落ち込んだり体調を崩しやすくなったりするPMS(月経前症候群)の症状が辛い方も多いのではないでしょうか。実はPMSの症状は、五大栄養素のひとつ、ビタミンで軽減することができるとご存知でしたか?症状に合わせたビタミンを摂って、憂うつなPMSを乗り切りましょう!
生理前が辛い…PMSに効果的なビタミン
むくみや抑うつ、肌荒れ、頭痛や腹痛、胸が張って痛い…PMSは人によってさまざまな症状があり、その数はおよそ200種類にものぼると言われています。では、そんな辛いPMSの症状はどのようなビタミンを摂ることで抑えられるのでしょうか。今回はPMSに悩む女性に意識して摂って頂きたいビタミンを3種、ご紹介いたします。
1|ビタミンB群
ビタミンB群は生理前に不安定になりがちな神経を整え、子宮の過剰な収縮を抑制する効果があります。なかでもビタミンB6はPMSの症状のひとつである抑うつ状態を整えたり、卵胞ホルモンの代謝を促す機能があるため、積極的に摂っておきたいビタミンです。ビタミンB6は人間の腸内でも生成できるビタミンなので、乳酸菌を意識して摂って腸内環境を整えることも大切ですね。
2|ビタミンE
ビタミンEは卵子の活性化に欠かせない重要なビタミンです。また、神経伝達物質の代謝に深く関わっているおり、乳房の痛みや生理痛にも効果的だと言われています。生理前になるとむくみやすくなる方も多いかと思いますが、ビタミンEには利尿効果もあるため、むくみの予防にも効果的です。ビタミンEは脂溶性ビタミンなので、脂質と合わせて摂ることで体に吸収されやすくなりますよ。
3|ビタミンC
生理前になると、女性の体内ではプロゲステロンという黄体ホルモンが分泌されます。プロゲステロンには妊娠を維持させるために免疫力を抑制する効果があるため、PMSの時期になると免疫力が落ちてしまう女性が少なくありません。低下した免疫力を向上させるのに効果的なのがビタミンC。肌の状態を整える効果もあるため、是非摂って頂きたいビタミンです。
ビタミンでPMSを解決する方法
1|食品でPMSを改善する
ビタミンを摂取するために最も大切なのが食事です。特に、ビタミンB群を多く摂れるレバーや魚、ビタミンEを多く含むアーモンドやアボカド、ビタミンCが多く含まれる果物や緑黄色野菜は積極的に食生活に取り入れたい食材。PMSの時期は脂肪や水分を溜め込みやすい時期なので、脂っこい食事は控えて野菜や魚を中心とした食生活を心がけるようにしましょう。
2|化粧品でPMSを改善する
PMSの症状のひとつに肌荒れがあります。生理前は皮脂分泌が活発になるため、ニキビができやすくなったり、肌がインナードライの状態になりやすくなります。
そうした肌荒れには、ビタミンCが配合された化粧品が効果的。特に水分や酸素、光に弱いビタミンCの性質を補い、安定性と皮膚への浸透性を良くしたビタミンC誘導体が配合されたものもあります。
3|健康食品でPMSを改善する
食事で十分なビタミンを摂取するのが最も望ましいのですが、文部科学省によると、近年の野菜は昔の野菜に比べて含まれる栄養素が減っているそうです。そこで活用したいのが、健康食品であるサプリメント。食事では補いきれないビタミンやミネラルを補給できるマルチビタミン・ミネラルが特におすすめです。消化器官が活発にな時の方が栄養の吸収が良くなるので、サプリメントは食後30分以内に飲むと効果的ですよ。
ビタミンをしっかり摂取してPMSを改善しよう!