こんにちは!はたらく栄養のようこです。バナナが美容に良いそうなのです。手軽に手に入るバナナで美容効果が期待できるなんて、嬉しいですね。ただし、甘い果物なので食べ方の注意点も含めて、聞いていきましょう。
バナナが美容に良いって本当!?
バナナダイエットが流行ったほど栄養価は高い果物ですが、その栄養ひとつひとつが美容にも良いことが分かっています。しかも、1本約100gで、約86kcalなので、ご飯茶碗約半分くらいのカロリーです。高カロリーでもないので、小腹が空いたときのおやつとしてもダイエット効果が期待されます。
バナナが美容に効果的な3つの理由
バナナには、カリウムが多く含まれていて、体内の余分なナトリウムを体外へ出してくれます。ナトリウムが体から排出されることで、余分な水分を体内に溜めないので、むくみを予防してくれます。そのほかにも、美容に良い成分をご紹介していきます。
1|お肌に良い栄養素が豊富
微量ですが、ビタミンCが含まれています。お肌のハリを保つのに役立ちます。また、ビタミンB群も含まれていることからお肌のターンオーバー(細胞の再生)を促進してくれます。そして、バナナに含まれるポリフェノールのフィトケミカルは、強い抗酸化力を持っています。体を老化させる活性酸素を減らすので、肌の老化抑制が期待でき、シミ予防にも役立ちます。
2|食物繊維が多くデトックス効果
バナナに含まれる食物繊維は水溶性と不溶性の2種類存在するので、整腸作用が高くデトックス効果も高くなります。また、フラクトオリゴ糖も入っているので、善玉菌のエサになり、腸内環境を改善してくれます。
3|ストレスを軽減してくれる
バナナには、脳内の神経伝達物質セロトニンに関わるトリプトファンが含まれているので、心を安定させてくれます。このことで、朝にバナナを食べると、夜の安眠に効果が期待できるともいわれています。
バナナが美容に効く理由3つ
- 肌のターンオーバーに関わるビタミンB群と抗酸化物質のフィトケミカルで美肌効果に期待
- 水溶性と不溶性の食物繊維とフラクトオリゴ糖で腸内環境を改善し、デトックス効果
- 脳内のセロトニンに関わるトリプトファンが含まれるのでストレスを軽減してくれる
バナナの栄養素を効率よく摂取する方法
バナナには、美容に良い成分が含まれていることが分かりましたが、効率よく摂取して、できれば効果を高めていきたいですね。次に効率良い摂取方法をご紹介していきます。
1|温バナナで便秘解消
生でバナナを食べるよりも、電子レンジで温めたり、オーブンで焼いて温めたバナナの方が、フラクトオリゴ糖が増えて、整腸効果が高まります。また、バナナは熱帯地方の果物なので体を冷やす働きもあることから冬場は温めると良いでしょう。
2|冷凍バナナは抗酸化力アップ
夏にアイス代わりにして、バナナを冷凍庫で凍らせて食べる方法があります。冷やして食べると、ポリフェノールが約2倍になり抗酸化力がアップします。夏場は、特に活性酸素の元になる紫外線を多く浴びる時期ですから、夏のおやつには冷凍バナナがおすすめです。
3|食後よりも食前
バナナは、食物繊維も豊富で血糖値をゆっくり上昇させる効果があります。さらに、糖分の影響で食前に食べた方が満腹感を味わえ、食べすぎを防止してくれます。
バナナを使った美容方法の注意点
栄養豊富なバナナだからこそ、気を付けたい注意点もあります。美容効果に上手くつなげていくためにも、正しくバナナを摂取していきましょう。
1|食べ過ぎ注意
バナナ1本約86kcalといえども、他の果物に比べると高カロリーで糖分が多く含まれます。1日1本、多くて2本までにしましょう。
2|斑点模様・すじも食べる
日数が経つと、黒い斑点模様が現れてきます。この模様が全体の約6割を占めたシュガースポットは、抗酸化成分が増えます。さらに、糖質のショ糖が減るので、GI値が下がります(黄色いバナナGI値55、黒いバナナGI値30)。そして、バナナの皮を剥いたときに現れる白い筋にも、抗酸化成分が多く含まれているので、一緒に食べる方がおすすめです。
3|青バナナは便秘予防に効果的
青バナナには、消化されにくいデンプン質のレジスタントスターチが多く含まれていて、食物繊維と同じ働きをします。バナナに含まれる食物繊維と一緒に腸内に働きかけ、便秘を予防してくれるのです。
食べごろバナナで美容効果を高めよう
青バナナは特に便秘予防、黄バナナはビタミン豊富で美肌効果、黒バナナは、抗酸化作用アップ。それぞれに自分にあった食べごろを利用して健康と美容に役立ててみましょう。