こんにちは!
はたらく栄養の「ようこ」です。本日はニキビと亜鉛の関係についてご説明します。ニキビの原因のひとつには亜鉛不足が原因とうわさされています。実際にニキビと亜鉛にはどのような関係があるのか見てみましょう。
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亜鉛不足でニキビが増える?その真相をチェック
亜鉛には新陳代謝を良くする働きがあります。お肌に関して言えば、ニキビなどの肌荒れや酷い炎症が起きたときに肌細胞の再生をサポートしてくれるのが亜鉛なのです。しかし、亜鉛が不足していると肌のターンオーバー(新陳代謝)機能が低下してしまい、毛穴が詰まりやすくなったり、古い角質が溜まりやすくなりニキビが増える原因となってしまうのです。
亜鉛がニキビに効く理由3つ
ニキビ改善というと、ビタミン群の成分を摂取するというのは知っている方も多いかもしれません。では、なぜ亜鉛もまたニキビに効くと言われているのでしょうか?その理由をご紹介していきます。
1|細胞の働きを正常化させる
亜鉛は、体内にある約300種類の酵素の主成分として細胞の働きを正常化する働きをもっているミネラル成分です。そのため、お肌や髪の毛を健やかに保つ機能があり、ニキビやニキビ跡の改善に効果的な成分なのです。
2|ターンオーバーをサポート
お肌のトラブルは、ターンオーバーの乱れが関係しています。そして、ターンオーバーが乱れる原因として水分不足や栄養不足が考えられますが、実は亜鉛不足も大きく関係しているのです。亜鉛はお肌のターンオーバーを行う細胞のサポートしてくれるので、普段の食事からしっかり補給することが大切です。
3|イライラを緩和させる
ニキビができる原因として、ストレスも挙げられます。亜鉛には幸せホルモンと言われているセロトニンを生み出す働きがあり、イライラやストレスを和らげる効果も期待できます。しかし、亜鉛は体内では作り出せないので、食事から取り入れる必要があります。
亜鉛がニキビに効く理由まとめ
- 新陳代謝を上げて、細胞の働きを正常化させる
- ターンオーバーを正常に行うサポートをする
- イライラを和らげて、ストレスを溜めにくくする
そもそも、なんでニキビはできるの?
ニキビができる原因は大きく分けて2つあります。1つ目の原因は、男性ホルモンの分泌量の増加です。思春期にニキビができやすくなるのはこれが原因であることが多く、男性ホルモンの分泌量が増えることによって皮脂量も増加し、毛穴を詰まらせてしまうのです。
2つ目の原因は、新陳代謝の低下によるターンオーバー機能の鈍化です。ターンオーバー機能が鈍くなってしまうのはビタミン不足も考えられますが、亜鉛不足も大きく関係しています。ターンオーバーが正常に行われなくなる事によって、皮膚の再生ができなくなったり、肌荒れの原因になるためにニキビもできやすくなるのです。
亜鉛でニキビを撃退・予防する方法
亜鉛を摂取することによってニキビ予防やニキビ跡に効果的とお伝えしてきましたが、具体的にどのように予防したらいいのでしょうか?続いて、亜鉛でのニキビ撃退方法をご紹介いたします。
1|亜鉛が含まれた食事を摂る
亜鉛は食事やサプリメントから摂取する必要があります。食事から亜鉛を摂取する場合は、牛肉や鶏むね肉・牡蠣・ホタテ・しじみ・豆腐・納豆・チーズなどから取り入れることができます。亜鉛の多くは動物性食品に含まれているのが特徴的です。また、レモンなどのビタミンCと共に食べることによって吸収率がアップして、よりニキビ予防・ニキビ撃退効果を期待することができます。
2|亜鉛の摂りすぎには注意
実は、ニキビ予防・ニキビ撃退のために亜鉛を多く取り入れればいいという訳ではありません。亜鉛をサプリメントなどから過剰摂取してしまうと、逆にニキビや肌荒れ・吹き出物などの原因となってしまうので気をつけましょう。
亜鉛以外でニキビを治す方法
ニキビが出来てしまった場合は、とにかくお肌を清潔に保つように心掛けましょう。女性の方は特に、メイクがしっかりと落ちていないのが原因でニキビが出来やすくなってしまう可能性があります。お肌にあまり刺激を与えないような洗顔料を使い、指の腹で優しく洗ってあげてください。
また、十分な睡眠を取るのも大切です。お肌の免疫力を上げるためにも夜更かしをせず、ゆっくり身体を休めるようにしましょうね。
亜鉛を効率よく摂取してニキビができないツル肌へ!
亜鉛はニキビ予防やニキビ跡以外にも、味覚を正常に戻してくれたり、アレルギーの抑制などにも効果的で優秀な成分です。お肉やお魚・貝類などを普段の食事に取り入れながら、亜鉛不足にならないような身体作りを心掛けてニキビができにくいお肌を作り上げましょう。